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2006年12月11日

福岡にホッと安心。

土曜日から日曜日にかけて、息子の専門学校のオリエンテーションで、福岡に。

福岡は、寒かった。
立っているだけで、ほっぺたが冷たくなってきた。
イチョウの木からは、ほとんどの葉が、地面に落ちはじめていた。

1日目、バス停でバスを待っているとき、どのバスに乗ればいいのかわからず、ちょっと、そばにいたおばあさんに声をかけた。
「このバスは、博多駅まで行きますか。」
「はいはい、ここのバス停は、ほとんどが博多駅に行きますよ。」
「そうですか、ありがとうございました。」
このバス停でいいんだと思い、ホッとしている私たちに、おばあさんが何やら、懐からだしてきました。
広告チラシで作ったと思われる袋を、差し出してきました。
「これね、作って、人にあげているんです。もう、1万6千くらいですかね。」
おばあさんが差し出した袋に入っていたのは、可愛い爪楊枝でした。
福岡にホッと安心。
一つ一つ丁寧に作っています。
使うのがもったいナァ。
「おばあさん、ありがとうございます。」
これを言うのがせいいっぱいで、同じバスに乗ったおばあさんは、私たちよりも、3つぐらい手前のバス停に下りていきました。

2日目、長男が3年間過ごすであろう寮を見学に。
地図を見ると、専門学校からは、結構遠いところにあるようで。
通学コースや手段(バス?電車?)も考えないといけない。
行きは、博多駅から千早までJRで、西鉄で引き返して、名島まで。寮のおばちゃんと、朝の9時に会う約束をしたので、とにかく早く行かないと。
名島に着いてからも、寮を歩いて探したけど、袋小路に入ったりして、駅員や新聞配達のおじちゃんに聞いたりして、なんとか行くことが出来ました。
寮は、男子寮。100人の学生がいるとのこと。長男と同じ専門学校からもかなりの人数が入寮予定。
寮母さんも感じのよさそうな人で。
沖縄からも、国頭と大里から来るようだ。先輩も3人ほど、入寮している。
ちょっぴり、安心かな。

「専門学校まで近くのバス停から、1本で行けますよ。」と、寮母さんから聞いて、バス停に。
寮からバス停までは、踏切を一つ越えて、ほどよいウォーキング。
バス停のあるのは、鹿児島まで続いている国道3号線。
おおー、これを歩いていけば鹿児島に帰れる。(ーなんてことを思った。あははは)
バス停で、バスの時間を確認すると5つの路線がここを通っていました。
どのバスかなぁと考え込んでいると、おじいさんが歩み寄ってきました。
「どちらまで?」
「石城町の専門学校です。」
「ああ、あそこはこの21番のバスを利用するといいですよ。」
おじいさんが、指さしたのは、1時間に1本しか来ないバスでした。
「ありがとうございます。」
おじいさんは、乗っていくまでの様子、降りるバス停のまわりの様子を細かく教えてくれました。
おじいさんは、別のバスで行ってしまいました。

おばあさんといい、おじいさんといい、「長男は、福岡で大丈夫だろうか?」と心配してきた私たちに、本当に、=ホッと安心=をもらったような気がしました。

寒かったけれど、心の中が温まる、すがすがしい気持ちで、沖縄に帰ってきました。



Posted by kintaro at 08:03│Comments(0)
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